2023年6月30日金曜日

 

「今日は楽しかった、明日もいい日に」

     &

        7月のお知らせ

 

本格的な暑さとなりました。今年は久しぶりに学校の水泳授業が再開されるとか。コロナ感染再来、平和とは言えない世界情勢…胸に去来するものはいろいろあるけれど、「プールで泳ぐんだ!」と語る子どもの笑顔を見るのはうれしいです。

いかがおすごしでしょうか?

ご家族にとって健やかな夏となりますように。

 

*「明日も今日みたいに遊びたいな」(3歳)

「あ~っ、楽しかった!もう明日学校でもいいや」(小4)

 

心ゆくまで遊んだのでしょうか、帰宅後それぞれの子どものつぶやきです。

楽しく遊んだことが、それぞれの心のエネルギーを満タンにしたようです。

10歳前後の子どもは大人が思う以上に周りに敏感になることがあり、自分についても考え始める時期でもあります。「子どもだからって舐めるんじゃないよ!」と大人に反発心も感じる子どもの声も聞かれ、少なからず学校生活にストレスを感じながらいる子どもたちでもあります。

土曜日にもかかわらずそんな子どもの「もう明日学校でもいいや」発言は、充分に意味深いといえるでしょう。 

これは年齢差ある小さなグループ遊び場面のエピソードです。

たまたまそこに居合わせた私には一つ印象的な場面がありましたのでご紹介しますね。 

充分に遊んだ後半、

   小4の子が「どっちがいい?」とお菓子を差し出しました。

    3歳児が「こっち」と選びます。

   しばらくするとさっきと同様に3歳児が「どっちがいい?」とお菓子を小4に差し出しました。 

「どっちがいい?」は主導権ある立場であり、選ぶ側も決定権は自分にあるという自分尊重の体験につながったといえるでしょう。

それは②小4行動を真似た3歳児へと展開されました。

小4児は自分の行動が肯定的に受けとめられたと感じたことでしょう。役割交代した遊びは嬉しかったに違いありません。「お腹いっぱいだったけれどこれは食べなきゃ」と思ったと述懐しました。3歳児の心を思いやった自分にも満足したのではないでしょうか。 

これはホンのひとコマ、それ以外にも他の人との心のふれ合いがあり、主体性を発揮する自分、心の躍動を感じたのでしょうね。安心できる雰囲気はとっても大きいです。それが冒頭のつぶやきにつながっていくのだと思います。 

そういえば、小さなものを片手に握り「どっちにある?」と相手に差し出す遊び、誰にも経験ありますね。心地よい遊びは心を成長させる栄養になります。 

「今日はいい一日だった、明日も楽しいことがあるに違いない」と思いながら、希望をもって眠りにつける私たちでありたいですね。

 

ふれあい自遊塾で遊んで、「楽しかった」とふり返る子どもたちは、短い時間だけれど

たくさんの心のふれ合い、主体的な自分、心の躍動を感じてくれているように思います。

そうあってほしいとフタッフは、カウンセリングマインドで接しています。

スタッフのさりげない声かけが子どもの心に届いたらうれしいです。

 

 *7月のおしらせ* 

夏の行事と重なりますので、

スケジュール変更にご注意ください。

 

*〈ぷらっと〉7月15日(土)11:00~15:00  

第1土曜日ではなく第3土曜日に変更です。

ひらつか西海岸デポー *生活クラブ非会員でも参加自由

無料、予約不要

気軽に立ち寄り、サイコロ振ってくれるご家族が増えました。

親子、近隣の子どもたちがワイワイ立ち寄ってつかの間の居場所になるといいなあと思っています。

臨床心理士と子育てなどについてちょこっと語り合いをしてみませんか?

 

*〈夏休みこどもわくわくフェスタ2023〉 参加出展

7月29日(土) 10:00~14:00

    平塚市民活動センター、崇善公民館

    自遊塾は1階和室でボードゲーム遊びを提供。

出入り自由 参加費1家族100円

    

*第3日曜開催のワークショップ〈ふれあい〉はお休み

*第4水曜開催の〈ボードゲームで遊ぼう〉はお休み 

  

*心の子育て相談お受けします。

担当:臨床心理士

 期間:5月~9月 

 場所:崇善公民館および平塚市民活動センター    

 内容:赤ちゃんから思春期まで、お子様の発達成長、言動、癖、親子きょうだい関係などについて*場合によっては他機関をご紹介することがあります。

費用:無料 3回目から有料 

お申し込み:HPお問い合わせからお申し込みください。

   3日以内に返信いたしますが、通信機関の不都合が生じることがあり

ますので、必ずお電話番号をお知らせください。

 その他:1回45分 お電話による相談もお受けします。

     相談の間スタッフがお子様のお相手をすることがあります。

     ご希望の方はあらかじめお知らせください。

     プライバシーは守られます。(緊急を除きます)

 

*ブログについてのご質問などありましたらお気軽にお問い合わせください。

*感染状況などにより、予定変更することがあります。

その際はブログでお知らせします。

ボードゲームの貸し出し、返却も受け付けます。

  1ゲーム300円(1か月間)

  始めてご利用の方はお問い合わせください。

 

2023年6月2日金曜日

 

「今日はおうちでゆっくりしたい…」

     &

        6月のお知らせ

 

早くも梅雨、アジサイの季節になりました。 

いつの間にか、公共の場ではアクリル板やビニールのシートが取り除かれ、マスクを外した子どもたちの姿が違和感なく見慣れたものになりました。

コロナ感染が勢いを増したころ日常生活の変化は強烈な緊張不安を伴っていましたが、安心は向かういい変化は私たちにとってあまり意識されないものなのかもしれませんね。これはコロナ感染以外のことについてもいえるような気がします。安心安全が続きますように。 

いかがおすごしでしょうか? 

*「今日はおうちでゆっくりしたい…」 子どものつぶやき  

週半ばのある朝、小学生からなんとなしにポロリと出た言葉です。

日常が戻り、学校は楽しくなったはずと思っていた親ごさんはびっくりしたといいます。

「そういえば、自分が子どものころ、ストレスという言葉を知らなかった…、

でも、感じていなかったとは思わない。友達、先生…つらかったこと、嫌だったこともあったから。言葉を知らなかっただけなのかな??」

と、子ども時代を振り返りました。 

また先日は、保育園年長組の子どもたちが「不安」という言葉を使いこなしていることに驚きました。 

「21世紀は心の時代」といわれて大分経ちますが、多くの人が自分の心に眼を向けるようになったような気がします。

これからは、どう自分の心を取り扱ってやるか(how to的なこの言い方はあまり好きではありませんが)、癒しや回復にもっと眼が向くのではと思っています。 

あるがままに自分の喜怒哀楽(とりわけ哀しみや怒り)を自分のものとして受けとめ、表現できる子どもに育ってほしいと思います。

その意味で、「今日はおうちでゆっくりしたい」とつぶやき、気持ちが親に伝わり、甘えることができたお子さんや「不安だ」といえるお子さんはむしろ健康的だと思うのです。気持ちを表現できるのですから。

自分の気持ちに名前をつけ表現すると少し気分が軽くなりますね。

それは癒しや回復につながっていくことでしょう。

 

児童精神科医渡辺久子先生はご著書の中で述べておられます。

「ありのままの自分の感情をいとおしみ、いつくしみつつ生きていけるかどうか。一番苦しい時、誰も自分を慰めてくれないとき、それでも自分を励まし、認め、それでいいんだよと言い聞かせることができたら、その人は、自らを抱きとめることのできる自立した人といえるでしょう」

 

またさまざまな心の病を背負った子どもについて次のように述べています。

「自分と同世代の仲間と対等な人間関係に入る能力、力が大切。それは子ども同士の遊びの中で、素手で自分を主張し、相手を受けとめる交流をとおして身につける能力~(略)~親は子どもの先生になることではなく、子どもの周辺に遊びのネットワークをつくること」

 

「今日はおうちでゆっくりしたい」から、堅苦しいことを書いてしまいました。 

〈親と子の寺子屋ふれあい自遊塾〉のワークショップは、

ボードゲームをとおして、他者と対等に主体的に遊ぶこと、表情カードを使って自分の気持ちを表現、他者に伝えることを重視しています。

臨床心理士と教育福祉関係者がカウンセリングマインドで心の育ちを応援しています。。

 

 *6月のおしらせ*  

*〈ぷらっと〉6月3日(土)11:00~15:00  

ひらつか西海岸デポー *生活クラブ非会員でも参加自由

無料、予約不要

気軽に立ち寄り、サイコロ振ってくれるご家族が増えました。

親子、近隣の子どもたちがワイワイ立ち寄ってつかの間の居場所になるといいなあと思っています。

臨床心理士と子育てなどについて

ちょこっと語り合いをしてみませんか? 

*ワークショップ〈ふれあい〉

6月18日(日) 10:00~11:30

    崇善公民館ホール

    参加費1家族500円


〈ボードゲームで遊ぼう〉 5月24日(水)  無料、予約不要

  崇善公民館 第1会議室 15:30~16:30

放課後、親子、子ども同士 ボードゲームで遊びましょう。

遊び場が少なくなっている今、公民館事業として提供いたします。

一人参加歓迎、初めての子どもが低学年児に「一緒に遊ぼう?」と誘う場面も。自然な異学年交流は感動でした。心地よい居場所になりますように。

 

*心の子育て相談お受けします。

担当:臨床心理士

 期間:5月~9月 

 場所:崇善公民館および平塚市民活動センター    

 内容:赤ちゃんから思春期まで、お子様の発達成長、言動、癖、親子きょうだい関係などについて*場合によっては他機関をご紹介することがあります。

費用:無料 3回目から1,000円 

お申し込み:HPお問い合わせからお申し込みください。

   3日以内に返信いたしますが、通信機関の不都合が生じることがあり

ますので、必ずお電話番号をお知らせください。

 その他:1回45分 お電話による相談もお受けします。

     相談の間スタッフがお子様のお相手をすることがあります。

     ご希望の方はあらかじめお知らせください。

     プライバシーは守られます。(緊急を除きます)

 

*ブログについてのご質問などありましたらお気軽にお問い合わせください。

*感染状況などにより、予定変更することがあります。

その際はブログでお知らせします。

ボードゲームの貸し出し、返却も受け付けます。

  1ゲーム300円(1か月間)

  始めてご利用の方はお問い合わせください。