2019年1月31日木曜日

      2月のお知らせ &  保育園でのワークショップ


 梅の便りが聞こえてきます。
 インフルエンザが流行っていますがお元気ですか?

ふれあい自遊塾は、
 1月27日(日)
   平塚氏中央公民館『ちゅうおうフェスタ』に団体のひとつとして参加しました。
   午前中に子ども向け映画とコンサートがありましたので、その流れで40組近い
   親子さんがテーブルゲームを楽しんでくださいました。

 1月29日(火)
   私が30年近く育児相談をさせていただいている保育園で年長組の子どもたちに、
   テーブルゲームのワークショップをしました。

   自分がのけ者になることはない、必ず順番が回ってくるという安心感があるからで
  しょうか。元気で真剣だけれど穏やかな温かい雰囲気がいっぱいでした。
  自分が安心しているとき、人は誰でも「人と分かち合いたい」という思いが生じる
  のだと実感しました。
  ちょっとご紹介しますね。

  ・どのカードを引こうか迷うお友達に、「ヒントあげるよ」と助け舟を出すAちゃん。
  ・運が巡ってきたお友達に、「おめでとう、ボク負けちゃ会うけどね」
   相手をたたえるB君。
  ・ちょっとの差で負けて悔しがり泣き出したお友達に、そっとカードを手渡したC君。
  ・ルールがよくわからないお友達の手にそっと自分の手を重ね、「1枚だけだよ」と
   教えるDちゃん。

   最後には、一人ひとりが今の自分の気持ちを表情カードで皆に説明しました。
   「皆負けた時イヤだったけど、イヤな気持のカードが(それぞれ)違うのが
   面い」という発言があったのにはびっくり!何人かの子がうなづきました。
  「負けた時イヤだった」は、泣き顔、怒り顔、悔し顔などで表現されたからです。
   一人ひとりの違いに気づくきっかけになったようです。互いを尊重しあう心は、
  このような体験からはぐくまれていくのだと思っています。

 さて、2月の予定です。

【ぷらっと】2月2日(土)ひらつか西海岸デポーカフェ
       11:30~15:30
       買い物がてら出入り自由、気軽に楽しめます。
       子ども一人100円  オリジナルカード、表情シール差し上げます。
 【こゆるぎ】1月に終了しましたのでお休みです。  第10期生募集中。
       4月に無料体験ワークショップを予定しています。
       是非お申し込みください。
 【ふれあい】2月17日(日) 崇善公民館和室 13:30~15:00
      初めて参加の親子さんも歓迎します。 1家族500円    
      ゲームだけでなく、脳を活性化する手遊び、気持ちを大事にする自己表
      現、気持ちが落ち着く呼吸法、論語素読など、楽しく遊んで心が育つ
      プログラムを提供します。
   *ゲームの貸し出ししています。
    レンタルメイト1,000円/年、3回まで無料。


2019年1月4日金曜日


明けましておめでとうございます。
皆様にとって良い年となりますように。

 おせちにお飾り、お年玉、いつもと違うハレの日を子どもも感じているのでしょうか?
お正月の親子のお出かけ風景がいつもより華やいで感じられます。
子どもが親に嬉しそうにまとわりつく姿に、平安時代の古い歌が浮かんできます。
(脳科学者養老孟司著『遺言。』で紹介され、私なりに深く納得したのです。)

遊びをせんとや生まれけむ、戯(たわむ)れせんとや生れけん
   遊ぶ子どもの声聞けばわが身さえこそ動(ゆる)がるれ 
 『梁塵秘抄』後白河法皇編
子どもが無心に楽しそうに遊ぶ姿は、私たち大人の童心を揺るがせ和ませてくれます。幸せにもなりますね。
今年もそんな出会いを楽しみたいと思います。よろしくお願いいたします。

 先日5歳の孫が就寝前、「○○君にお腹けられたの、△△君にも」と幼稚園の出来事を悲しそうに話しました。泣かなかったらしく誰も気づかなかったようです。
「先生に言わなかったの?」と尋ねた母に、「先生に言うと叱られてかわいそうだから言わなかった。」とぽろぽろ涙したとか。
就寝前までずっとこらえていたのでしょうか。
健やかな眠りにつくために母親に言わずにはいられなかったということでしょうか。
5歳児の切ない体験です。

 ところでこの一連の言動には、子どもなりの耐える力、表現する力を感じると同時に、「泣くのは恥ずかしいこと、いけないこと」という価値観がしっかり組み込まれているのを感じます。

『泣く』ことについて、先人の言葉を紹介します。

 ・『日本人が泣くことを忘れたのは問題ではないか』柳田國男「涕泣史談」

 ・『悲しみを無視する限り悲しみは心から離れない。 悲しいときは悲しいと思え、
悲しい悲しいと心の中で呟け、人にも語れ、語る人がいないときは大声で叫べ』
本居宣長「石上私淑言」

また作家の五木寛之氏は、『泣くことと笑うことは両輪』と言っています。
                      「眠れぬ夜のために19672018500余りの言葉」
                   (柳田國男「涕泣史談」、本居宣長「石上私淑言」が紹介されているようです)

 
 先人も現代人も、心理療法の人たちも言うように、私たちはつらく悲しいとき『泣く』ことはとても重要なのです。
5歳児ですので、その場で泣いてもよかったのだけれど、まあ寝る前に泣けてよかったと思うのです。
その日のつらい体験を親に伝えることで気持ちが少しは楽になったことでしょう。

泣いている自分を、ただそのまま抱きしめてくれる人がいたら、この上なく嬉しく心強いですね。明日へのエネルギーもわくことでしょう。

さて1月の予定です。
【ぷらっと】1月12日()ひらつか西海岸デポーカフェ11:30~15:30
   デポーがお休みのため2週土曜日に変更します。               
【こゆるぎ】1月20日() 崇善公民館和室 10:30~12:00
【ふれあい】1月20日() 崇善公民館和室 13:30~15:00
【ちゅうおうFESTA】1月27日(日)中央公民館3階和室 10:00~15:00
   来てくださいね。お待ちしています。
      大ホールロビーでは 見て、さわって楽しんで♪ドイツゲームの販売いたします。