『見たことは忘れる…体験したことは忘れない』
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5月のお知らせ
つつじ、マーガレット…次々と競うように咲く花々、ぐんぐん伸びる新芽、命の輝きを感じる5月です。3年ぶり、外出自粛要請のないゴールデンウイーク、いろいろ気になることはありながらもどこか心軽やか気分で過ごされる方は多いのではと思います。
いかがお過ごしでしょうか?
*4月『幸せな心で新学年スタート講座』が無事開催されました。
1回目のテーマは、「育てよう、広げようじぶんの木」
今の自分への理解を深め、自分とほかの人との違いに気づき認め合う体験プログラムです。湘南ケーブルテレビさんが取材にきて下さいました。
2回目のテーマは、「今困っている、教えて、手伝って」
自分が選んだ動物フィギュアが今困っていることを皆に伝え、助けてもらうというプログラムを体験しました。助けてもらった感想は「嬉しかった」。
何でも自分でやらねばというのではなく、できないことは助けてもらっていい、そして困っている人に気づいたら手伝ってやろうという気持ちが生じるきっかけになればいいなと思っています。
3人の公民館主事さんも参加してくださいました。ありがとうございます。
ボードゲームで遊び、気持ちが落ち着く呼吸法も紹介しました。
ある1年生は、おうちで、「そうだ、泣きそうになったら、ろうそくの灯をゆっくり消せばいいんだ!」と自分から言ったそうです。
ある3年生は、本屋さんで皆が持っている漫画か、好きな歴史の漫画を買うかで迷った末、歴史漫画の購入を決めて「個性だね」と一言つぶやいたとか。
自分を受け入れ、自分とは違う相手を受け入れ、互いを尊重しあう姿勢につながっていくことでしょう。
2000年以上前、思想家老子は
「聞いたことは忘れる、見たことは覚えている(かもしれない)、
体験したことは忘れない」との言葉を残しています。
*老子ではなく荀子という説もあります。
体験プログラムをしっかり受けとめてくれた子どもたちです。
体験するって大切ですね。いい体験をいっぱい提供していきたいと思います。
*思いついてお掃除…自発性のすごさ
先日久しぶりに床掃除をしました。何とワックス掛けまでしたのです!
ただし洗面所、トイレ、階段だけですが…。
その日はなぜか気持ちが動いて身体が動いたのです。きれいになった床は心地よく、すがすがしい気分を味わいました。
「私、なかなかやるじゃないの」という達成感、満足感に包まれる思いがしました。
誰かから指示強制されてやったのであれば、このような気分は味わえなかったのではないかしらと思います。自分で思い立ってというのがミソのような気がします。
子どもにも同様のことがいえるのではないかしらと思います。
大人から「こうして」「こうやって」と言われることが多い子どもたちです。
大人が望む適切な行動や生活習慣を身につけることはそう簡単ではありませんね。
自発的な行動を促すには、
① 大人が決めるのではなく、子ども自身が選択できるよう、選択肢を提案しましょう。
② そして、10回のうち1回でもできたなら、できたところを認めてやりましょう。できないところは目をつぶることも必要、1回が2回になり、3回に増えていけばいいですね。
片付けでいえば、いつ片付けるかの時間を子どもに選択させる。
片付けた時、「きれいになって気持ちいいね」「片付いていると必要な時すぐ見つかるね、探さなくて済むね」などと声をかける。
「できたね」「すごいね」「やればできるじゃないの」といった声かけは評価につながったり、やる気をなくすのでおすすめしません。
*5月の予定です*
*〈ぷらっと〉5月7日(土)11:00~15:00
ひらつか西海岸デポー店頭 雨天の場合2階で開催
*〈ふれあい〉5月15日(日) 10:00~11:30
崇善公民館ホール
予約必要ありません。
お知り合いの方にもお知らせいただけるとありがたいです。
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