2023年6月2日金曜日

 

「今日はおうちでゆっくりしたい…」

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        6月のお知らせ

 

早くも梅雨、アジサイの季節になりました。 

いつの間にか、公共の場ではアクリル板やビニールのシートが取り除かれ、マスクを外した子どもたちの姿が違和感なく見慣れたものになりました。

コロナ感染が勢いを増したころ日常生活の変化は強烈な緊張不安を伴っていましたが、安心は向かういい変化は私たちにとってあまり意識されないものなのかもしれませんね。これはコロナ感染以外のことについてもいえるような気がします。安心安全が続きますように。 

いかがおすごしでしょうか? 

*「今日はおうちでゆっくりしたい…」 子どものつぶやき  

週半ばのある朝、小学生からなんとなしにポロリと出た言葉です。

日常が戻り、学校は楽しくなったはずと思っていた親ごさんはびっくりしたといいます。

「そういえば、自分が子どものころ、ストレスという言葉を知らなかった…、

でも、感じていなかったとは思わない。友達、先生…つらかったこと、嫌だったこともあったから。言葉を知らなかっただけなのかな??」

と、子ども時代を振り返りました。 

また先日は、保育園年長組の子どもたちが「不安」という言葉を使いこなしていることに驚きました。 

「21世紀は心の時代」といわれて大分経ちますが、多くの人が自分の心に眼を向けるようになったような気がします。

これからは、どう自分の心を取り扱ってやるか(how to的なこの言い方はあまり好きではありませんが)、癒しや回復にもっと眼が向くのではと思っています。 

あるがままに自分の喜怒哀楽(とりわけ哀しみや怒り)を自分のものとして受けとめ、表現できる子どもに育ってほしいと思います。

その意味で、「今日はおうちでゆっくりしたい」とつぶやき、気持ちが親に伝わり、甘えることができたお子さんや「不安だ」といえるお子さんはむしろ健康的だと思うのです。気持ちを表現できるのですから。

自分の気持ちに名前をつけ表現すると少し気分が軽くなりますね。

それは癒しや回復につながっていくことでしょう。

 

児童精神科医渡辺久子先生はご著書の中で述べておられます。

「ありのままの自分の感情をいとおしみ、いつくしみつつ生きていけるかどうか。一番苦しい時、誰も自分を慰めてくれないとき、それでも自分を励まし、認め、それでいいんだよと言い聞かせることができたら、その人は、自らを抱きとめることのできる自立した人といえるでしょう」

 

またさまざまな心の病を背負った子どもについて次のように述べています。

「自分と同世代の仲間と対等な人間関係に入る能力、力が大切。それは子ども同士の遊びの中で、素手で自分を主張し、相手を受けとめる交流をとおして身につける能力~(略)~親は子どもの先生になることではなく、子どもの周辺に遊びのネットワークをつくること」

 

「今日はおうちでゆっくりしたい」から、堅苦しいことを書いてしまいました。 

〈親と子の寺子屋ふれあい自遊塾〉のワークショップは、

ボードゲームをとおして、他者と対等に主体的に遊ぶこと、表情カードを使って自分の気持ちを表現、他者に伝えることを重視しています。

臨床心理士と教育福祉関係者がカウンセリングマインドで心の育ちを応援しています。。

 

 *6月のおしらせ*  

*〈ぷらっと〉6月3日(土)11:00~15:00  

ひらつか西海岸デポー *生活クラブ非会員でも参加自由

無料、予約不要

気軽に立ち寄り、サイコロ振ってくれるご家族が増えました。

親子、近隣の子どもたちがワイワイ立ち寄ってつかの間の居場所になるといいなあと思っています。

臨床心理士と子育てなどについて

ちょこっと語り合いをしてみませんか? 

*ワークショップ〈ふれあい〉

6月18日(日) 10:00~11:30

    崇善公民館ホール

    参加費1家族500円


〈ボードゲームで遊ぼう〉 5月24日(水)  無料、予約不要

  崇善公民館 第1会議室 15:30~16:30

放課後、親子、子ども同士 ボードゲームで遊びましょう。

遊び場が少なくなっている今、公民館事業として提供いたします。

一人参加歓迎、初めての子どもが低学年児に「一緒に遊ぼう?」と誘う場面も。自然な異学年交流は感動でした。心地よい居場所になりますように。

 

*心の子育て相談お受けします。

担当:臨床心理士

 期間:5月~9月 

 場所:崇善公民館および平塚市民活動センター    

 内容:赤ちゃんから思春期まで、お子様の発達成長、言動、癖、親子きょうだい関係などについて*場合によっては他機関をご紹介することがあります。

費用:無料 3回目から1,000円 

お申し込み:HPお問い合わせからお申し込みください。

   3日以内に返信いたしますが、通信機関の不都合が生じることがあり

ますので、必ずお電話番号をお知らせください。

 その他:1回45分 お電話による相談もお受けします。

     相談の間スタッフがお子様のお相手をすることがあります。

     ご希望の方はあらかじめお知らせください。

     プライバシーは守られます。(緊急を除きます)

 

*ブログについてのご質問などありましたらお気軽にお問い合わせください。

*感染状況などにより、予定変更することがあります。

その際はブログでお知らせします。

ボードゲームの貸し出し、返却も受け付けます。

  1ゲーム300円(1か月間)

  始めてご利用の方はお問い合わせください。

 

2023年5月3日水曜日

 

メダカが教えてくれたこと

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        5月のお知らせ

 

連休です。今年は久しぶりに開放的な気分を味わっています。

自由度が高いと気分ものびのびと…5月のさわやかな風もひとしお嬉しく感じられます。コロナ規制があったからこその感覚なのでしょうね。

いかがおすごしでしょうか?

 

*「自由はいいな」メダカから学んだこと  

我が家の小さな水槽に住む、けなげにも1匹だけ生き残ったメダカ、住環境を整えてやろうと入れた水草に隠れ動きがあまりよくありません。

やがて私もつい水を変えるのがおっくうに。

私の中でメダカの存在感は次第に薄れてきました。 

そんな状態が長く続いたある日、水替えの際、茂りすぎた水草を刈ってすっきりさせたのです。

そうしたらなんとまあ、メダカが水槽の中を上下に行ったり来たり、くるりと方向変えたりとスイスイと元気に泳ぎまわるようになったのです!!

メダカの喜びが伝わってきました。

茂りすぎた水草が、メダカの自由をうばっていたのだと、魚素人の私にはそう感じられました。ちょっとオーバーだけれど私にとっては大発見()!

そんな気づきと学びは、私を元気にしてくれました。

メダカの変化をきっかけに、私の心も動き出したのを感じました。 

押しつけの過干渉や過保護は子どもの自由を束縛し主体性を損ねてしまうということに重なってイメージできます。

私の心が活性化し元気になったのは、知識で教えられたのではなく、自ら気づいたからなのでしょう。 

このところ立て続けに読む本から心地よい刺激を受け、それらは一つのつながりとなって、刺激の余韻を思いのままに楽しむ日々を過ごしています。 

性分でしょう、どうしても子育てやカウンセリングにつながっていきますので、つれづれなるままに書いてみます。拙文ですが伝わりますように。

 

『植物少女』朝比奈秋著  

 出産時に植物状態となった母と娘の26年にわたる物語です。

物言わぬ母の感触、つながりが丁寧に書かれ、生きること、育つことの本質

を深く感じさせられました。その中の1節をご紹介します。

(以下青字は引用です)

「母は掌に感触を認めると、必ず掌と指を私の拳に沿わせて包んでくれた。

父や祖母も、お出かけの時には必ず手を握ってくれた。(略)しかし愛情深い祖母でさえ、わたしの手を握るとき、私をその場に留めようとしたり、あるいはどこかに連れて行こういう意図が温かな手の奥に潜んでいた。

そういった意図を感じると、思わず肩が縮こまった。本能的に肘を捻じって手を引っこ抜いてすぐにでもその温かな牢獄から逃れたいといつも感じた。

母が私の手を握る時そこには何もなかった。空っぽの輪郭だけの温かさにいつまでも手を包まれておくことができた。掌の中でわたしは自由なままで居られた。

主人公は、母を『手を握るのが上手な人』と表現するのです。

 

無意識の一方的な押しつけへの強烈な警告と受けとめました。

『教育』についていえば、教える、導くのではなく、育む、支えるという面を重視したものでありたいとしみじみ思います。

言うは易く行うは難しなのですが…

 

『能力』の生きづらさをほぐす』勅使川原真衣著

がん闘病中の組織開発専門家が、まだ幼い我が子に「彼らを残してこの世を去るには、あまりにも忍びない」との思いから執筆、「他者と生きる力、知恵」について切実に伝えます。中高一貫進学校、一流大学を卒業、仕事で苦境に陥った息子と亡くなった母が対話する形式で書かれています。

How to本かもと思いながら手にしたのですが、定義、評価もあいまいな実体にない「能力」がもてはやされることへの警告、メンタルヘルスからカウンセリングの本質まで及んでいます。

私自身、「能力」という言葉を安易に使っていたのではと反省させられ、

一方、落としどころ?に大いに納得、共感する自分に安堵しました。 

(世間の)基準がいかにあいまいで不確かなものであるかに触れた後、

『基準というものに振り回されないために大切なのは、

自分を尊重することであり、他者を尊重すること。

いろんな人とこの先の人生を共にしていく日々を紡いでいくこと』と語ります。 

IQ(知能指数)、コミュニケーション力、表現力、思考力……どれも望ましい、

しかし基準では測れない、比べない世界の大切さ、つまり自己肯定感を改めて深く再確認しました。

 

『泳ぐもの』青山文平著

 江戸を舞台にしたミステリー小説、主人公は今でいう捜査官ですが、犯人を逮捕するというのだけではなく、そこに至るまでの心の謎に迫ります。

相手の心に寄り添い、聴く姿勢で仕事に励む主人公の生きざまに、まだまだ未熟な自分をも重ねております。 

罪を犯すに至るまでの年月を

『徒労、諦念、希望、嫉妬、正義、怨磋、固執、公正、焦燥……もろもろを煮つめたような7年』と表現しています。

大なり小なり程度の差はあるけれど、これらは私たち自身の中にもあると思いませんか?

生きていれば葛藤はつきもの、もろもろの葛藤と向き合う力を育んでいきたいものですね

 

これらのエピソードの根底に流れるのは、ひどく大雑把に言えばカウンセリングマインドそのものだと思っています。

自由な中で主体的に行動し、出会いと気づき(洞察)、身についた学び…

自遊塾に参加する子どもさん、親御さんにどのように体験として提供できるのか、改めて今後の課題です。 

長くなってしまいました。最後までお付き合いいただきありがとうございます。

最近忘れっぽくなっている自分に気づいております。

文章にしておくことで自分を励ましたいのかもしれません。


 *5月のおしらせ*  

*〈ぷらっと〉5月6日(土)11:00~15:00  

ひらつか西海岸デポー *生活クラブ非会員でも参加自由

              無料、予約不要

気軽に立ち寄り、サイコロ振ってくれるご家族が増えました。

お子さんが夢中になって遊ぶため、「お肉が温まってしまう!」と親御さん。お孫さんの面倒を見る機会の多い年配の方が、「ゲーム機ばかりでなく、こうやって遊ぶのいいわねえ」と若い親御さんに話しかける姿も。親子、近隣の子どもたちがワイワイ立ち寄ってつかの間の居場所になるといいなあと思っています。

臨床心理士と子育てなどについてちょこっと語り合いをしてみませんか?

*〈ふれあい〉5月21日(日) 10:00~11:30

  崇善公民館ホール

  参加費1家族500円

  「親は何でもできる大人だから親に勝つのはとっても嬉しい!」

  ゲーム後の振り返りで、子どもが教えてくれました。まさに実感ある言葉ですね。

   やりたいゲームがなかったときの工夫を話し合いました。

考える力や自己肯定感につながるよう、各々の案を大事に取り上げました。

   帰り際、「相談したいことがある」とお子さんからの相談を受けました。

迷い、葛藤を表現できるってすごい!

 

〈ボードゲームで遊ぼう〉 5月24日(水)  無料、予約不要

  崇善公民館 第1会議室 15:30~16:30

  放課後、親子、子ども同士 ボードゲームで遊びましょう。

  遊び場が少なくなっている今、公民館事業として提供いたします。

一人参加歓迎、初めての子どもが低学年児に「一緒に遊ぼう?」と誘う場面も。自然な異学年交流は感動でした。心地よい居場所になりますように。






*心の子育て相談お受けします。生活クラブ助成金を受けています。

担当:臨床心理士

 期間:5月~9月 

 場所:崇善公民館および平塚市民活動センター    

 内容:赤ちゃんから思春期まで、お子様の発達成長、言動、癖、親子きょうだい関係などについて *場合によっては他機関をご紹介することがあります。

費用:無料 (3回目から有料) 

お申し込み:HPお問い合わせからお申し込みください。

   3日以内に返信がない場合、通信機関の不都合が生じることがあり

ますので、必ずお電話番号をご記入ください。

 その他:1回45分 お電話による相談もお受けします。

     相談の間スタッフがお子様のお相手をすることもできます。

     ご希望の方はあらかじめお知らせください。

     プライバシーは守られます。(緊急を除きます)

 

*ブログについてのご質問などありましたらお気軽にお問い合わせください。

*感染状況などにより、予定変更することがあります。

その際はブログでお知らせします。

ボードゲームの貸し出し、返却も受け付けます。

  1ゲーム300円(1か月間)

  始めてご利用の方はお問い合わせください。 

*5月20日(土)旭南公民館に出張します。楽しみです。

   お問い合わせは、公民館まで。

 

      

 

 

2023年3月28日火曜日

 

「がまんする!」は自分で決める

     &

        4月のお知らせ

 

新年度が始まります。

「期待と不安の春」とよく言われますが、4月の心模様をぴったり表現しているように思えます。期待の方が大きい人もいれば、不安緊張が強くなっている人もいることでしょう。

「笑顔で大きくうなずいてくれる」と担任が大好きなA君は、終業式の朝は泣きべそ。担任と別れる寂しさ、悲しさを感じているようです。クラスメートとうまくいかなかったBちゃんには、安どの気持ちが広がっているようです。

環境の変化により夜尿や腹痛、チックといった症状がみられることも。

さまざまな想いの春、いかがお過ごしでしょうか?

 

*『心を整える』とWBC優勝  

さて、興奮冷めやらぬWBC優勝。ドラマティックな真剣勝負、大谷選手の雄叫びに喝さい、選手たちの喜び、感動にTVの前の観戦者は心揺さぶられ涙した人も多かったことでしょう。私もその一人です。野球オンチの私には意味不明の野球用語も多く、スマホで調べながらの観戦でしたが、日本中の人たちと感動の瞬間を共に分かち合っている自分を感じたのは素直に嬉しかったです。長い閉塞感からの開放みたいなものがあったのかもしれません。 

ところで、大谷選手の高校時代の本棚がTVで放映されました。

その中に『心を整える』(長谷部誠著)があり、苦悩するスーパースターの一面に触れたようで、おこがましいけれど嬉しかったです。 

『心を整える』、大切にしたいですね。

 

*「イヤだけど、我慢する!」

お気に入りの公園まで歩くのに疲れた3歳児、ママに抱っこをせがみます。

まだかなりの距離があり、体力的にも抱っこは無理と判断したママ、

「大きくなって重たくなったから抱っこするとママ、疲れちゃう、歩いてほしい」とお願いしました。

ちょっと間をおいて「(歩くの)イヤだけど、我慢する!」と言い公園まで歩き通したということです。

「歩くのはイヤだ」という自分の気持ちを大事にしながらも、相手の事情をくみ取り、我慢を自ら選んだAちゃんです。

もちろん、このような場面はそうあることではなく、とってもまれなエピソードだとか。

「ありがとう、助かったわ」のママの言葉に、Aちゃんの心は、満足感、自信に満たされ、歩いた自分を誇らしく感じたことでしょう。 

反発、反抗、駄々こねは、自己表現のひとつといえるでしょう。子どもの特権でもありますね。それに大人がどのように対応するかがカギなのだと思います。

やがて、どのように表現し行動するのが適切なのかを学んでいくのだと思います。自分をコントロールする力は、ゆっくりゆっくり育っていきます。 

ある専門家が「親の商売は心配すること、親の仕事は祈ること」と述べておられます。

期待と不安の春、外では我慢しているかもしれません。

お子さんの甘えを受けとめ見守ってやりましょう。 

 

 *4月のおしらせ*  

*〈ぷらっと〉4月1日(土)11:00~15:00  

ひらつか西海岸デポー店頭 雨天の場合2階で開催

無料、予約不要 

生活クラブエッコロ講座としてボードゲームを楽しんでいます。

コロナ以前は、店内カフェで開催していましたが、感染予防のため中止、現在は店頭のテントで開催。

気軽に立ち寄り、サイコロ振ってくれるご家族が増えました。

お子さんが夢中になって遊ぶため、「お肉が温まってしまう!」と親御さん。お孫さんの面倒を見る機会の多い年配の方が、「ゲーム機ばかりでなく、こうやって遊ぶのいいわねえ」と若い親御さんに話しかける姿も。親子、近隣の子どもたちがワイワイ立ち寄ってつかの間の居場所になるといいなあと思っています。

臨床心理士と子育てなどについて

ちょこっと語り合いをしてみませんか?

 

*〈ふれあい〉4月16日(日) 10:00~11:30

  崇善公民館ホール

  参加費1家族500円

  2月、3月は、成長した自分に気づき、今では、助けを求めることができる自分、困っている人を助けてやれる自分に気づくプログラムを実施。お子さんから「嬉しかった」「元気(になった)」と感想がありました。

       人から大事にされる体験は自己肯定感につながるのではと思います。

 

〈ボードゲームで遊ぼう〉 4月26日(水)  無料、予約不要

  崇善公民館 第1会議室 15:30~16:30 

     放課後、親子、子ども同士 ボードゲームで遊びましょう。

    遊び場が少なくなっている今、公民館事業として提供いたします。 

  

*ブログについてのご質問などありましたらお気軽にお問い合わせください。 

*感染状況により、予定変更することがあります。

その際はブログでお知らせします。

ボードゲームの貸し出し、返却も受け付けます。

  1ゲーム300円(1か月間)

  始めてご利用の方はお問い合わせください。

貸し出しゲームは図書館と同様の感染予防対策をしています。

 

 

2023年2月27日月曜日

 

心の成長回復には「遊び」がおすすめ

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        3月のお知らせ

 

紅白、梅の花が春を告げるこの頃です。

15年ほど前、一本で、紅と白、絞りと咲き分ける梅の木と出会いました。「思いのまま」という種類であることを教えてくださったのは先輩カウンセラー。ご自宅でカウンセリングハウスを運営、そのお庭に咲いていたのです。仲間に入れていただいた私は、来談者に「なかなか思いのままにいるのは難しいけれど、ここでは思いのままを語っていただけたら」との気持ちでお話を聴かせていただいています。ときには「思いのまま」に咲き分ける梅を一緒に眺めることも。 

さて、今あなたは何をどのように感じながら、思いながらお過ごしでしょうか? 

*「○○ちゃんがぶった…」  *了解を得てご紹介します。

 保育園から帰宅すると毎日「○○ちゃんがぶってきた」とママに訴えるAちゃん、突然手を出してくる○○ちゃんが気になって怖くもあるのでしょう。安心の気持ちが脅かされるのかもしれません。

「『やめて』って言ってみたら」とママ。

それでも○○ちゃんについての話題が増えていきます。

やがてAちゃんはママを○○ちゃんに見立てたり、自分が○○ちゃんになったりと役割を交互にしたごっこ遊びをくり返すようになります。

保育士の「Aちゃん、『やめて』と言っているし、時にはやり返すこともありますよ」との説明にママは少しホッとします。

1か月くらいたったころには、たまに名前が出る程度になったということです。

 

集団の中で嫌な思いをしたりトラブルが生じるのは避けられないこと、

そのような場面にいる子どもに大人がどのように見守り対応してやるかが大切なのでしょう。

子どもの問題解決能力に焦点を当ててこの場合のポイントを整理してみましょう。 

親がAちゃんの訴えをしっかり受けとめたこと。

そもそも訴える力、つまり表現力あるAちゃんです。訴えを受けとめてもらったことで自分は大事にされているという安心を得ることができました。集団では損なわれていたであろう安心が回復されたといえますね。

一方心配するママが、関心持って聞いてくれることで、その関心に応えるべく○○ちゃんの話題を提供し続けた可能性もなくはないのです。親がしっかり自分に向き合ってくれる時間はAちゃんにとって親子の密な心地よいひとときでもあるのですから。 

  そこでママは事実について詳細を聞く(詮索ですね)のをやめ、

「そうだったの、痛かった?びっくりした?」とその気持ちを思いやることに比重をかけた言葉かけをするようにしました。

自分の中に起きている感情、気持ちに名前を付けてもらうことは、自分を理解し、表現力を高めていきます。これから成長する子どもにとってこれはとっても大切なこと。成長支援はここにありという感じです。

例えばイライラをそのまま相手にぶつけると暴力になりますが、「怒っているんだ」「~してほしい」と言葉で表現できるようになると暴力、駄々こねといった行動にならなくてすむのです。

○○ちゃんについてもいえるでしょう。「一緒に遊ぼう」「それ貸してくれる?」と言えれば、手を出さずに済むのではと思うのです。 

  自分とママを役割交代させながらの「○○ちゃんごっこ遊び」

見事なロールプレイであり、シミュレーションといえるでしょう。問題解決へと向かう力が発揮される遊びですね。

遊びが痛みや傷つきからの回復を助けるのはよく知られています。

水や粘土、人形遊びといった子どもが主体的に遊ぶ中にも回復力は育まれていきます。Aちゃんが繰り返し求める主体的な遊びにママが付き合ったことは、極めて重要なことだったと思います。

 

以上ざっくりと思いつくままに個人的見解を書いてみました。

幼児から小学生、時には思春期の方には、遊びをとおしたカウンセリング、いわゆるプレイセラピーを実施することが多いです。

ちなみに、遊びは重要、遊びは命そのものといわれるようになったのは、70年前からだとされています。(「こぶのない駱駝」きたやまおさむ著)

 

ボードゲームで遊び、「やったあ!」と叫ぶ声、負けたけれど「もう一回やる!」と挑戦するイキイキした姿に、子どもの育つ力を感じます。一緒に遊んで楽しいです。 

 

 *3月のおしらせ*  

 

*〈ぷらっと〉3月4日(土)11:00~15:00  

ひらつか西海岸デポー店頭 雨天の場合2階で開催

無料、予約不要

 

生活クラブエッコロ講座としてボードゲームを楽しんでいます。

コロナ以前は、店内カフェで開催していましたが、感染予防のため中止、現在は店頭のテントで開催。

気軽に立ち寄り、サイコロ振ってくれるご家族が増えました。

お子さんが夢中になって遊ぶため、「お肉が温まってしまう!」と親御さん。お孫さんの面倒を見る機会の多い年配の方が、「ゲーム機ばかりでなく、こうやって遊ぶのいいわねえ」と若い親御さんに話しかける姿も。親子、近隣の子どもたちがワイワイ立ち寄ってつかの間の居場所になるといいなあと思っています。

  臨床心理士と子育てなどについて

    ちょこっと語り合いをしてみませんか?

 

*〈ふれあい〉3月19日(日) 10:00~11:30

  崇善公民館ホール

  参加費1家族500円

  「助けっこ」プログラムを実施予定、期待と不安の新年度を前に安心の気持ちを大きくしましょう。

  参加ご希望の方はご予約下さい。2月参加された方は不要です。

  

 

*新規事業始まりました!!

〈ボードゲームで遊ぼう〉 3月22日(水)  無料、予約不要

  崇善公民館 第1会議室 15:30~16:30 

放課後、親子、子ども同士 ボードゲームで遊びましょう。

遊び場が少なくなっている今、公民館事業として提供いたします。 

  

*感染状況により、予定変更することがあります。

その際はブログでお知らせします。

ボードゲームの貸し出し、返却も受け付けます。

  1ゲーム300円(1か月間)

  始めてご利用の方はお問い合わせください。

貸し出しゲームは図書館と同様の感染予防対策をしています。 

 

長引くコロナ禍、新たな事業案をスタッフで模索、検討中です。

ブログでお知らせいたしますので、ときどき見てくださいね。

 

 

2023年2月1日水曜日

     なわとび飛べた!  
          &  
         2月のお知らせ

春を告げてくれる草花もめげてしまいような寒さが続きますが、
日脚が少しずつ伸びて冬の終わりを感じます。
新型コロナとインフルエンザの同時流行で、クラスの半数がお休みといった話も聞きますが、お元気でしょうか?

ある保育園年長クラスでは、子どもたちが毎日大なわとびに励んでいます。
一方を木に結んだなわを保育士が「ゆうびんやさん~~」と歌いながら回し、
子どもが一人ずつ飛びます。

「一人なわとびよりもこのほうが飛びやすいみたい、毎日やっているとだんだん飛べる回数が増えていくんです。100回続く子も」といいます。

子どもにとって保育士がしっかり自分を見て、自分のリズムに合わせて歌い、なわを回してくれる、自分と保育士のリズムがあっているという一体感はとっても心地よいのでしょうね。

それは「もっと長く飛べるようになりたい」という意欲となって、やがて自分で自分を調整できる一人なわとびにつながっていくことでしょう。

ところで次の週には、保育士ではなく子どもが回していました。ちょっと得意そうです。

驚いたのは、なわに引っかかってしまった子に、

「ごめん、僕の回し方が変だった」と謝るのです。

「自分に合わせてくれる人がいる」安心感は、自ずと「相手に合わせたい」という気持ちにつながっていくのですね。

「合わせなくては」ではなく、そこには能動的で心地よい喜びの心があるように思います。

なわとび遊びが、身体の発達だけでなく、

意欲、達成感、そして共感性、社会性をも無理なく育む…感動でした。

   まさに 遊びは、子どもの命そのもの!!

       子どもの発達成長は、遊びを中心に展開する!!

   これは、ふれあい自遊塾の理念です。

  ボードゲームや心の成長プログラムをとおして、

 豊かなかかわりを体験、たくさんのことを身につけましょう。

そういえば、なわとびが苦手な中学生、体育内申点を上げたいとプロにコツを教えてもらってなわとびテストに備えたという話を思い出しました。

これだけを取り上げればちょっと寂しい思いがするけれど、まあ、そういいうこともありますね。

親の良かれという思いが子どもをつぶしかねないこともあるけれど、

どんな子どもの中にも、伸びようとする力が備わっています。

それを邪魔しない子育て、応援したいと思います。


 *2月のおしらせ*

   すべて予約必要ありません。 

*〈ぷらっと〉2月4日(土)11:00~15:00  

ひらつか西海岸デポー店頭 雨天の場合2階で開催

無料

生活クラブエッコロ講座としてボードゲームを楽しんでいます。

 

*〈ふれあい〉ワークショップ2月19日(日) 

10:00~11:30  崇善公民館ホール

   参加費1家族500円 

  期待と不安の春です。新しい環境は緊張しますね。新年度を前に、蕁麻疹、腹痛を訴え、親をびっくりさせるお子さんもいます。サインを出してくれるから親が子どもの緊張不安に気付くということがあります。

そこで2月、3月は新年度を少しでもラクに迎えるお手伝いをしようと下記のプログラムを組み込みます。昨年4月、ある公民館で実施したところ、スタッフ曰く「いままでで一番いいプログラム!」 ぜひご参加ください。お申し込みはHP〈お問い合わせ〉から

     すでにお申し込みされた方は不要です。

*2月19日 「育てよう広げよう、じぶんの木」は、カウンセラーが集団にやるプログラ  ムの一つです。

 自分の好きなこと、好きなアニメ、苦手なこと、などそれが今の自分として「じぶんの木」を描きます。

 参加者同士紹介しあいます。今の自分への気づきを促し、同じ木はないことに気づき、

自分自身、自分とは違う相手への理解と尊重につながるプログラムです。

 今好きでも、変わることがある、それは無駄にはならないということにも気づけるといいなと思っています。

 中学生にも実施しますし、親子一緒なので小学低学年児、就学前のお子さんにも優しく導入します。

予告

*3月19日 「助けっこしよう」は、気に入った動物フィギュアを選び、その動物についていろいろ想像します。その動物は今困っていることがある、それを聞いている人がなんとかして助けてくれようとします。 困ったときは「困っている」といっていいのだ、そうしたら 周りが手を差し伸べてくれるという体験をします。自分は周りから助けてもらえると安心を感じるプログラムです。また困っている人を助けることができる自分に気づく体験で自信を持てるのではと思います。

 子どもたちは「助けてもらってとっても嬉しかった」といいます。

 安心信頼感を感じてもらうプログラムです。

 入学前の子どもに毎年実施していますが、青少年大人向けでもあります。アレンジして職場の研修でも実施されています。 

〈ボードゲームで遊ぼう〉 2月22日(水)  無料

  崇善公民館 第1会議室 15:30~16:30 

放課後、親子、子ども同士 ボードゲームで遊びましょう。

遊び場が少なくなっている今、公民館事業として提供いたします。

 

感染状況により、予定変更することがあります。

その際はブログでお知らせします。

ボードゲームの貸し出し、返却も受け付けます。

  1ゲーム300円(1か月間)

  始めてご利用の方はお問い合わせください。

貸し出しゲームは図書館と同様の感染予防対策をしています。