心の晴れ間を見つける 子どもの言葉あれこれ
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3月のお知らせ
日脚が長くなり、梅が咲いて春になりました。
コロナ感染に、世界情勢の不安と、何とも気分が晴れない日々ですが、春の柔らかい陽ざしにふと気がつくと、いっとき気分がなごみます。
いかがお過ごしでしょうか?
*「話す」っていいな !!
先月は、2回対面での打ち合わせがありました。
間もなく迎える新学年を、緊張不安をやわらげ元気に楽しみを大きくして迎えるためのプログラムについて、もう一つは、来年度自遊塾の活動についての話し合いです。
久しぶりの打ち合わせに、気分の晴れ間を感じました。
自分の心がゆっくり動き始めたのを感じたのです。
動き始めた感覚に気づいたことで、ずっと沈んでいた自分にあらためて気づかされたという次第。
沈んでいる自分に慣れてしまい、違和感すら薄れていたのでしょうね。
スーパーで友人とバッタリ。品物をかごからマイバックに移すのを待って、帰り道を一緒に。たわいない会話に、「コロナが落着いたら、おいしいお店に行こうね」と。
何気ないおしゃべりだけれど、トンネルの先に明かりがともった感じです。
ささやかであっても、希望があるってとっても素晴らしいですね。
コロナが落着いたら…と、子どもと話し合うのもいいですね。
子どもの心に晴れ間が見えるかもしれません。
あなたの希望はどのようなものでしょうか?
当たり前の生活ができなくなっている今だからこそ感じる有難いひととき、
大事にしたいです。
やっぱり、「話す」っていいですね。
*「暖かくなった春の陽ざしに包まれる自分に気づく」
自粛生活の今は、見過ごしてしまいそうな小さなことに気づく自分を楽しんでいます。楽しもうとしています。
「この感覚が大切なのだ、これでいいのだ」とあらためて思い、皆さんにお伝えしたくなったのは、つい最近雑誌に紹介された、生物学者レイチェル・カーソンの言葉が心に響いたからです。
*レイチェル・カーソン:「センスオブワンダー」の著者
(「ハルメク」2月号より抜粋)
鳥の渡り、潮の満ち干、春を待つ固い蕾…(中略)
自然がくりかえすリフレインーー
春になるという確かさ――のなかには、
かぎりなくわたしたちをいやしてくれるなにかがあるのです。
地球の美しさと神秘を感じとれる人は、(中略)
人生に飽きて疲れたり、
孤独にさいなまされることはけしてないでしょう。
たとえ生活の中で苦しみや心配ごとがあったとしても、
かならずや、内面的な満足感と、
生きていることへの新たな喜びへ
通ずる小道を見つけだすができると信じます。
訳者の上遠恵子さんにも惹かれました。
上遠さんは92歳の今も、レイチェルの想いを伝える活動を続けておられます。
余談ですがお忙しいとき「羊毛で作られた羊をムギュッと握りしめると癒される」とか。
自遊塾はコロナ禍の心のケアに役立てばと、「呼吸法」の啓発活動をしています。偶然にもマスコットキャラクターは、なんと羊。
ちなみに、レイチェル・カーソンは、次のようなことも言っています。
「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない(中略)
子どもたちが出会う事実のひとつひとつが
やがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら
さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子を育む肥沃な土壌です。
子どもの言葉 落穂ひろい …了解を得て、あるいは事実を少し変えて紹介します。
*「ママ、学校でドジッたことある?」
「ママ、子どもの頃、どうだった?」
このような問いかけの背景には、子どもの迷いや葛藤があるのかもしれませんね。
今日学校でドジして笑われてしまったのかもしれない、
あるいは、ドジしたら笑われるのではと緊張しているのかも。
今の自分に不安を感じているのかもしれない。
そこで身近な信頼できる親にたずねたくなったのかもしれません。
このような時、子どもが自分自身を客観的に見つめようとしているように思います。問いかけをすること自体に心の成長を感じます。
問いかけに、親が真剣に向き合うことで、
心の通い合う会話が広がり、心がふれ合うチャンスとなるでしょう。
先ずは子どもの話に耳を傾けてやりましょう。
子どもの行動に困っているときなど、つい注意や、自分の成功話をしたくなってしまいますが、ちょっと控えたほうがよさそうです。
子どもが問いかけをやめてしまうことにつながる可能性がありますので。
*「今日はいい日だった! 最高!
パパとママにいっぱいほめられたし」
「運動するときにマスクはいや、スキーならマスクをつけてもいい」という子どもと、コロナ感染を避け運動不足を補いたいという親の気持ちに折り合いをつけ、一日スキーを楽しんだ後の言葉です。
「そんなに褒めていないのだけど」とママ。
初めてのスキー体験、雪の上を滑った、転んだという身体の感覚、スキー教師や自然との出会い…満足感、達成感など心身が満ち足りた感覚だったのでしょうね。
帰り道、スキー教室での出来事をいっぱい教えてくれたそうです。
実際は、「褒められた」という表現の背景にあるのは、スキー場で味わった自分の感覚、満足感、達成感が大きかったのではないかと思うのです。
ご両親は、親と離れて見知らぬ人たちと一緒にスキーレッスンを受けたこと、滑れるようになった努力をねぎらったということです。
*「自慢すると、きらわれるんだよ」
乳歯がぐらぐらして給食を残したAちゃん、その夜抜けたことで安心、ちょっぴり誇らしげ。
翌朝、「友達に『抜けたよ』と話したら?」というママに、返ってきたのは
「自慢すると、きらわれるんだよ」というひと言。
今どき小学生のあるある世界のようです。
ときにいき過ぎ、周りを困らせる言動がある一方で、
周りにどう思われるかを気にする繊細さも持ち合わせる子どもたちです。
ふざけすぎ、調子に乗りすぎたときには、
大人から注意され、場合によっては厳しく叱られることもあるでしょう。
生まれてまだ何年も経っていない子どもにとって、知らないこと、分別できないことがあって当たり前。自尊心を傷つけない対応で成長を応援してやりたいですね。
子どもは問題を起こしながら、そのとき大人に適切な対応をしてもらいながら成長していくと思っています。
ケンカしてはいけないのではなく、謝って仲直りの上手な子どもになってほしいと思っています。
*3月の予定です*
*3月5日(土) ひらつか西海岸デポー店頭
11:00~16:00 100円
ちょこっとドイツのボードゲームで遊ぼう!
子ども同士の参加も歓迎!
久しぶりのデポー開催です。お待ちしています。
貸し出し・販売もしています。(貸し出しは1個1か月300円)
春休み、おうちでゲームを楽しもう。
密を避け、公園でボードゲームを楽しむ子どもたちもいます。
*参加自由《ふれあい》3月21日(月)
月曜日です。お間違えなく。
10:00~11:30
崇善公民館ホール
参加費1家族500円
参加自由ですが、
感染予防のためご予約いただけるとありがたいです。
感染状況により、予定変更することがあります。
その際はブログでお知らせします。
ボードゲームの貸し出し、返却も受け付けます。
1ゲーム300円(1か月間)
始めてご利用の方はお問い合わせください。
貸し出しゲームは図書館と同様の感染予防対策をしています。
:
*こころの健康電話相談 2回まで無料
好評です。
間もなく迎える新年度、親も子も期待と緊張の季節です。
少しでも安心が大きくなる対応をご一緒に考えましょう。
ブログへのご質問もどうぞ。守秘義務は守られます。
話すだけでも少しは心が緩くなるのではと思います。
内容によっては他をご紹介、またはお受けできないことがあります。お申し込みが多い場合も同様です。ご了承ください。
お申し込みは、HPお問い合わせから
相談担当は臨床心理士
相談の日時について2,3日中にご連絡いたします。
連絡ない場合、通信機器の不都合が考えられますので必ず電話番号をご記入ください。
尚、必ずしもご希望の日時にご対応できない場合がありますのでご了承ください。よろしくお願いいたします。
*この事業は、日揮福祉財団の助成金により3月まで実施しています。
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