7月のお知らせ
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『こころ』と『からだ』、 そして『七夕』
6月に開催された日本心理臨床学会に出席しました。今年のテーマは、~心理臨床における『こころ』と『からだ』~です。大まかに紹介しますと、自分の不快な感覚、感情と上手くつき合うことが心身の健康につながる、人には潜在的に解決しようとする力がある、身体の感覚に注目しようといった内容でした。この数年、身体の感覚に関心がある私にとってとても学ぶことが多かったです。
私が大事にしているそのコツのひとつをご紹介します。不快な感情が生じることを怖れずに、怒りや寂しさなどを感じたら、体の力を抜いて「ふうーっ」とゆっくり腹式呼吸をしましょう。その意味でため息は身体にいいのです。
ふれあい自遊塾では、身体の緊張をゆるめ自律神経を整える呼吸法を毎回子どもたちと一緒に実施しています。身につくには何回も体験することが重要、ご参加お待ちしていますね。
~もうすぐ七夕~
ぴかぴかキラキラした飾り、抱っこされ、背伸びしてふれた吹き流しの感触、屋台の賑わいと熱気、ねだって買ってもらった品々…。平塚育ちの人たちにとって七夕には格別の想いがあるようです。初対面の人でも、「まだ七夕音頭、おどれる?」で話が盛り上がるとか。
人ごみの中、親に肩車してもらってふれた吹き流しの感触は、今もぬくもりとともに鮮やかによみがえってくるのでしょうね。
「幼稚園の竹飾りの中から自分が書いた短冊を親と一緒に探し出すのが好きだった」と語る表情は、懐かしそうで楽しそう、微笑みがこぼれています。
いい思い出は心の財産、その背景には必ず「人」がいるようです。それは、生きる上で大きな支えとなっていくのだと思います。
今年の七夕まつりがいい思い出のひとつになりますように…。
~いつも機嫌よくはいられない~
ところで織姫と彦星のように、年1回、七夕の出会いだけなら、互いにいいところを見せあうこともできるけれど、毎日顔を合わせる人たち、とりわけ子ども、家族とはそうもいきませんね。心を傷つけあうことだってあるでしょう。
相手が誰であれ、自分にとって不快でイヤなことは、「不快だ、怒っている(あるいは寂しいなど)」と感じていいのです。気をつけたいのは、相手の良い面までイヤになるのではなく、「今、相手のこの部分がイヤだ、自分は傷ついている」と感じることです。そうすると相手のすべてを否定するのではないし、必要以上に攻撃しないでいられます。それでいて自分の気持ちを押しつぶさなくて済みますね。
「いい人にならなくては…こんな気持ちになってはいけない」と感情にフタをしてしまうような状態が続くと、生き物である私たちの身体に症状が現れます。頭痛、腹痛、肩こり、倦怠感などなど…。 (ご注意:医療機関の受診が必要な場合があります。)
ふれあい自遊塾では、『どんな気持ちも自分のもの、大事にしよう』ということで、様々な表情のカードを使って、自分の気持ちに気づき大事にするプログラムを実施しています。そういえば、この度の学会講演でもアメリカの大学教授が表情イラストを紹介されていました。表情イラストを活用するのは世界の常識なのかもしれません。
《7月のお知らせ》
【ぷらっと】7月6日(土)12:00~15:30 ひらつか西海岸デポーカフェ
出入り自由、どなたでもご自由にテーブルゲームを楽しめます。
参加費1人100円
表情シール付きオリジナル論語カード差し上げます。表情シールは自分の気持ちに気づき、それは自分理解につながります。
【こゆるぎ】7月6日 (土) 10:30~12:00 ひらつか西海岸デポーカフェ
7月21日(日)10:30~12:00 崇善公民館和室
13:30~15:00 崇善公民館和室
【ふれあい】7月21日(日)13:30~15:00 崇善公民館和室
【こゆるぎ】参加者と一緒にやります。
参加費1家族500円
*研修のお知らせ*
【こころの子育て~乳幼児期から思春期まで~】
7月8日(月)10:00~12:00 ひらつか西海岸デポー2階
講師:河西恵子先生(臨床心理士)
略歴 愛育病院・湘南福祉センター診療所に長年勤務。
横浜女子短期大学、横浜美術大学非常勤講師。
定員15人 無料
日常の具体的な事柄を取り上げながら、心を育むかかわりについて気楽に語り合い学び合いましょう。お申し込みはHPから。
【こゆるぎ】第1期生保護者さんにその後を伺いました。
・「振り返ると、親子のいいイベントでした。」(男子中学生母)
・「今も時々、ゲームに参加したことを思い出して話題になっています。
いい思い出になっているみたいです。」(女子中学生・小学生母)
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